「何年も外に出られていない自分が、A型事業所に通えるわけがない」あるいは「ブランクが長すぎて、もう働くことは無理なのかもしれない」と、どこかで諦めていませんか。

この記事では、ブランクがある人や久しぶりに働くことを考えている人に向けて、A型事業所の制度上のルールと、札幌市中央区にあるA型事業所リアラボの環境についてお伝えします。「自分でも大丈夫かもしれない」と少しでも感じていただけたら幸いです。

5年以上ブランクがあっても、A型事業所の対象になる

ブランクが長いと、そもそも「自分が対象になるのか」と心配になる方もいるでしょう。ここではA型事業所の制度上のルールと、リアラボが対象としている方はどんな方なのかをお伝えします。

A型事業所の制度上、ブランク期間の長さは問われない

A型事業所の利用条件に、「ブランクが◯年以内でなければならない」というルールはありません。

A型事業所は、障がいのある方と雇用契約を結び、最低賃金を保障しながら働く場を提供する福祉サービスです。利用にあたって必要なのは、障がい者手帳または医師の診断書をもとに作成した受給者証です。「何年間、仕事をしていなかったか」は、制度上の審査対象ではありません。

3年のブランクがある人も、7年のブランクがある人も、制度の入口では同じ条件に立っています。

問われるのは「今、ある程度安定して通えるか」という現状

A型事業所は雇用契約を結んで利用する場所です。リアラボでも、利用者と雇用契約を結びます。契約上で必要なのは「今の状態で、ある程度安定して通所できるか」という点です。今の状態で通えそうかどうかは、見学・体験の段階で一緒に確認することになります。

ここで重要なのは、「完全に安定していなければ来てはいけない」ということではない、という点です。体調に多少の波があっても、週5日(土曜が勤務日の場合もあり)おおむね通所できる見込みがあれば、リアラボを利用できる対象になります。

「ブランクが長いこと」と「今の状態が安定していないこと」は、別の話です。長い間外に出られなかった人でも、この半年で状態が落ち着いてきたという人は、十分利用できる対象となります。

通所が難しい状態と、リアラボに合っている状態の違い

では、どのような状態であればリアラボへの通所を検討できるのでしょうか。

通所が難しい状態の目安は、動けない日が週の半分以上続いているケースです。この場合は、まず体調を整える時期と考えるのが現実的です。

リアラボを利用できる状態の目安は、調子の悪い日はあっても、動ける日の方が多くなってきた段階です。「毎日完璧に動ける」必要はありません。波があることを前提に、それでも続けられる環境があるかどうかを、見学や体験で確認することができます。

ブランクがある人が抱える不安に、札幌のA型事業所・リアラボが答えられること

通所できるかどうかがわかったとしても、次に来るのは「実際に行って大丈夫か」という不安です。ここからは、ブランクがある人からよく聞かれる3つの不安について、リアラボの実態をもとにお伝えします。

「ブランクのことを根掘り葉掘り聞かれないか」という不安について

ブランクが長い人の中には「なぜ働いていなかったのか」と聞かれて、不安を感じてしまう人もいるかもしれません。「見学に行ったら、空白期間について詳しく説明しなければならないのではないか」そう考えると、問い合わせの一歩が踏み出せなくなります。

リアラボの見学・体験で確認されるのは、過去ではなく「今の状態」です。何年のブランクがあるかではなく、今の状態でおおむね通所できそうかどうか、事業所の雰囲気が自分に合いそうかどうかの2点が中心になります。

ブランクの理由を詳細に説明する必要はありません。「体調を崩していた時期があった」という説明で、見学・体験は進められます。

「通勤できるか」という不安について

ブランクが長い人にとって、「毎日同じ場所に通い続けられるか」という不安はつきものです。久しぶりに外に出ることへの緊張、電車に乗ることなど、慣れていない状態ではかかる負担も多くあります。

リアラボは、地下鉄「大通駅」駅から徒歩5分以内の場所にあります。電車を降りてから事業所に着くまでの時間が短いので、体力的に通いやすくなっています。

また、事業所の周辺にはショッピングモールやコンビニ、飲食店、など、多くの店舗があります。昼休みや仕事帰りに立ち寄れる場所が近くにあることは、「通うことに小さな楽しみを作れる」という点で、続けやすさにもつながります。通勤のしやすさは、意志の問題だけではありません。環境が整っているかどうかも、毎日続けられるかどうかに関わってきます。

「PCスキルがなさすぎて、作業についていけないのでは」という不安について

ブランクの間、パソコンからほぼ離れていたという人も少なくありません。スマホしか使っていなかった、WordもExcelもほとんど触ったことがない状態でリアラボに来ることは、問題ありません。

リアラボが求めるのは、パソコンの基本的な操作ができること、それだけです。作業に必要な具体的な操作は、実際に仕事を進めながら覚えていきます。分からないことが出てきた時は、いつでも職員に質問できます。「使っていくうちに慣れる」というのが、リアラボの基本的な考え方です。

ブランク中にPCスキルが落ちていたとしても、基本操作さえできれば、スタートラインに立てます。

ブランクが長い人にとっての最初の一歩は、見学だけでいい

不安が残っていても、見学や体験という形で実際に確かめる方法があります。ここでは、リアラボの見学・体験の具体的な流れと、踏み出す前に知っておいてほしいことをお伝えします。

見学でわかること、体験でわかること

リアラボの見学の流れはシンプルです。まず、パンフレットをもとに職員から事業所の説明を受けます。質問があればその場で聞けますが、質問が思いつかなくても問題ありません。その後、事業所の中を実際に見て回ります。

見学でわかるのは、事業所の物理的な環境と、その場の雰囲気です。写真や文章ではわからない「空気感」を、自分の体で確かめることができます。

体験では、実際に作業を経験します。リアラボでは体験の前に「どんな作業をやってみたいか」を聞き、希望に合わせたメニューを組みます。体験を通じて確認するのは、主に3点です。自宅からきちんと通えるか、事業所の雰囲気が自分に合うか、4.5時間働く体力が今の自分にあるのか、体験の中で確認してみてください。

「合わなければ断れる」という前提がある

見学や体験をすることで「行ってしまったら、断りにくくなるのではないか」と心配になってしまう人がいます。気を遣って入所を決めてしまい、また続かなくなって、また挫折するパターンは避けておきたい流れです。

事業所は、体験後に「合わない」と感じたら断ることができます。見学・体験は、あくまでもあなたが判断するための時間です。事業所側が入所を迫る場ではないので、「一度行ったら断れない」という心配はありません。

問い合わせはフォームからでも大丈夫

いざ見学や体験をしようと思っても、電話という手段そのものがハードルになることがあります。知らない人と話すこと、うまく話せなかったらどうしようという不安を感じてしまう人は、無理に電話をかける必要はありません。

リアラボへの問い合わせは、ホームページのフォームからでも受け付けています。電話が苦手な人も、フォームであれば自分のペースで文章を整えてから送ることができます。一人で見学に来ることも可能で、家族や支援者の付き添いが必須というわけではありません。

「問い合わせる」という行動のハードルを、できる限り下げた形で入口が用意されています。

札幌のA型事業所・リアラボへ動き出すタイミングは、自分で決めていい

「わかってはいるけど、なかなか動けない」と悩んでいる人に向けて、最後にお伝えしたいことがあります。

「準備が整ってから」を待ち続けるリスク

もう少し状態が安定してから」「もう少し自信がついてから」と思っていたら、気づけば何ヶ月も経っていた、という経験をしている人は少なくないはずです。

自分の状態が整うのを待つことは、一見慎重に見えますが、実際には「何もしない状態が続く」ことと同じです。外に出る機会がなければ、外に出る体力はつきません。

「完全に状態が整ってから動く」という戦略は、ブランクが長い人にとっては機能しないことがあります。

見学は意思決定ではなく、情報収集

見学に行くことは、入所を決めることではありません。リアラボに通うと約束することでもありません。

見学は、情報を集めに行くための行動です。「自分にとってここが合いそうかどうか」を判断するための材料を、自分の目で確かめに行くだけです。見学の後で「やっぱり今はまだ早い」と判断しても、それは何も失っていません。

むしろ、行ってみることで「思ったより怖くなかった」「雰囲気は悪くなかった」という情報が得られれば、次の行動を取るハードルが下がります。見学は、動き出すための小さな一歩です。

あなたのペースで、最初の一歩を

リアラボは、ブランクがある人を急かしません。「早く決めてください」という圧力をかけることはありません。

あなたが動き出すタイミングは、あなたが決めることです。ただ、「いつか連絡しなきゃ」と思いながら毎日が過ぎていくなら、そのループから出るための小さなきっかけとして、まずは見学の問い合わせだけしてみることを考えてみてください。

フォームへの入力は、送信ボタンを押す前に何度でも見直せます。送信してしまっても、見学を断ることもできます。あなたには、何度でも立ち止まる権利があります。

ブランクがある人こそ、札幌のA型事業所・リアラボの見学から始めてみてほしい

A型事業所の利用条件に、ブランク期間の長さは関係ありません。問われるのは「今、ある程度安定して通えるか」という現状だけです。

リアラボは、対人負荷が少ない環境で働ける事業所です。利用者同士はフラットな関係で、過剰に関わり合う必要はありません。作業は自分のペースで進められるものが中心です。

見学は入所の約束ではなく、情報収集の場です。合わなければ断ることができます。問い合わせはフォームからでも大丈夫です。

久しぶりに働くことを考え始めた今が、動き出すタイミングかもしれません。まずは見学の問い合わせから、始めてみてください。